論文捏造疑惑で懲戒解雇は「有効」…当然だぁ
遺伝子研究の論文捏造(ねつぞう)疑惑を巡り、東大を懲戒解雇された多比良和誠・元教授(56)が、「解雇権の乱用」として、東大に地位確認などを求めた訴訟の判決が29日、東京地裁であった。
中西茂裁判長は「助手の実験が疑問視されていたにもかかわらず、十分なチェックをせず論文を発表したことは、研究者としてあってはならない」として懲戒解雇は有効と判断、解雇発効日までの未払い給与約60万円の支払いを命じた以外は、請求を棄却した。
判決によると、多比良元教授はリボ核酸(RNA)研究で知られていたが、東大は2006年、元教授の研究室に所属していた助手が実験を担当し、元教授が責任著者として発表した4編の論文について、実験が再現できず信頼性がないとして、2人を懲戒解雇した。
訴訟で多比良元教授は「実験を行った当事者ではなく、処分は重すぎる」などと主張したが、判決は「他のあらゆる不祥事とも比較にならないほど、大学の信用を低下させており、解雇権の乱用はない」と判断した。
(2009年1月29日23時36分 読売新聞)
論文を捏造しておいて、解雇の乱用とは、反省していないのかぁ~
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